ボーイスカウト沖縄県連盟

ボーイスカウト沖縄県連盟は、２０１２年以来毎年、沖縄市東部地区の小学校の防災クラブにロープワーク指導とリンツー設営指導を行っています。
今年は６月１６日（月）、５月２１日（水）の泡瀬小学校に引き続き、今年度第２回目として沖縄市立高原小学校で４、５、６年生対象の防災クラブへの指導を行いました。


この日は、児童を５グループにわけ、それぞれ担当を決めて、挨拶のあとすぐにグループ毎にロープワーク練習とリンツー作成に取り掛かりました。
リンツー作りでは、布とロープを繋ぐためにはロープワークで引き解け結びや巻結びを練習し、布の下にペットボトルのキャップを使いました。
ロープワークの練習後、実際に布を張るにあたっては、近くの立ち木をどうやって使えるか柔軟に考えられることを示し、自分たちで考えてもらったところ柔軟な発想でテントを張ってくれました。

「なぜ布なの？雨が降ったらどうするの？紐がない場合はどうしたらいいの？」と子どもたちから質問があったので、布を縦に広げ子どもたちに風下に入ってもらい、風を遮るだけで体感温度が変わることを実感してもらいました。
また紐がない場合は電源コードでも電気を通してなければ使えることを説明し、どんな紐が身近にあるのか考えてもらいました。グループによっては救助に使えるもやい結びにも挑戦していたようです。
子どもたちは「災害が起きたら使う技能」と考えていたようですが、リンツーテントは夏の暑い日差しを遮るのにも使えるので日常で使っておくといいことを伝えました。

今回の指導には宮里博史連盟長（スカウトクラブ会員）、中井健スカウトクラブ会長（県連盟評議員）、玉城譲治スカウトクラブ副会長（県連盟評議員）、町田浩章沖縄１団副団委員長、町田律子沖縄1団団委員が当たりました。

今年度の第３回目の防災クラブ指導奉仕活動は、９月１０日（水）美東小学校で、第４回目は１１月１２日（水）比屋根小学校で行う予定です。